ちゃんこの部屋

自称一般人のちゃんこが呟くお部屋。詳細はプロフィールをご覧ください!

【ゆるぼ】シミを消すコンシーラー

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これ。Yahoo天気アプリよりスクショした画像です。

気温のランキングです。

北海道限定のランキングなのかな、と見ていたら実は

全国のランキングです。

え?やばない?

道民の方々もそうですが、本州にお住いの方々も今日は暑い一日となりますので、水分補給とUV対策をしっかりとしてお気をつけてお過ごしください。

 

 

 

はいこんにちは。

日曜日が久しぶりに休日のちゃんこです。

今日みたいな日はアイスと飲料品が売れるんだろうなー。

 

ちなみに今日もパソコン編集です('ω')ノ

 

 

 

さて、昨日は小説を一冊読み終わりました。

こちらです。

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重松清 『疾走』です。

いやー前に読みます!!!感想書きます!と言ってましたが、なかなか読めず、今に至りました。

実は読み始めたのは5月23日です。

こちらの作品、なかなか分厚く、しかも一ページ二段、とかなりの長編小説です。

最初、返却日の30日に間に合うかな…。延長しなきゃダメかな…と考えていました。しかし、読み進めていくうちに物語に引き込まれてしまい、読書モードになっていました。小説は学生時代に読んでいたきり、しばらく読んでいませんでしたが、前回同じ作家の『送り火』を読み、こちらの作品を読み、すっかり感覚を取り戻しました。

小説を読んでいる感覚ってなんとも言えない感覚になりますよね。(語彙力)

 

さて、感想ですが、今回もなるべくネタバレを避けます…が、一部登場人物のセリフがありますので、それも苦手な方はお気をつけて下さい。

 

 重松清 疾走 ネタバレなし(?)感想】

全体を通して、ですが、ざっくり言いますと。

‟ひとり”と‟ふたり”、‟ひとつ”と‟ひとり”、孤立と孤独、強さと弱さ、

が大きなテーマとなっています。

家族、恋愛、いじめ、青春…この中にたくさんの内容がありますが、私個人としてはこの四つがテーマに思えました。

‟ひとり”は一人、ではないです。この物語でも一人、と漢字表記されていなく、‟ひとり”と無変換と表現されています。これは、物理的な一人、とは違い、精神的な、もっと哲学的な‟ひとり”として表現されています。

その‟ひとり”という表現を重松さんはいじめや性描写、殺人描写で表していますが、個人的には主人公が走る描写もこの‟ひとり”を表現するのに使われていたのではないかな、と思います。あくまでも個人的な意見ですが。

 

また、孤独、という点で、登場人物の一人である神父が主人公に言ったセリフで印象に残ったセリフがあります。どのような場面で言われるかはネタバレの関係で避けますが、このセリフ一つでも個人的には刺さりました。

「罪を犯そうとするひとを止められるのはそのひとの丸ごとすべてを信じている相手だけなのです。」

 このセリフは主人公が信じたくても信じれない、でも信じるしかないという状況だからこそ「信じる」ということの大切さ、意味を深く感じました。

家族だから、夫婦だから、親子だから、兄弟だから…「信じる」ということだけではなく、いかに自分がその人のことを丸ごと「信じる」というのはそういう覚悟が必要だし、目に見えなくて言葉に表せない「つながり」も必要なんだと考えさせられました。

 

そして、弱さ、という点で

「ことばがあるからひとはなやむ」

という言葉が私にとって深いところに来ました。

私のメンタルがやられる時って、すごく暇なときなんですね。

仕事でも、普段の生活でも暇な時って色々考えこんでしまうんですよね。

それは一人でも二人でも関係無いんです。とにかくいろいろ考えてしまうんです。

多分、嫌な意味で視野が広く、頭の回転が速いからだと思うんです。

前にHSPの話*1をちらっとしたのですが、その原因はそこにあるのかな、と思いました。

だから、正直話しますと、私は英語や他の言語で話したほうが気が楽です。

日本語だと言葉の数が多すぎてめんどくさいです…(-_-;)

話が自分語りにそれましたね。

“ことば”って凄く便利です。でも便利だからこそそのリスクが大きいわけで、一つ間違えると崖に落ちかねません。だからこそ人間は“なやむ”し、“いきる”のだと思います。

今の時代、便利なものであふれていますが、その便利なものもリスクがあることを忘れずに生きていかなければ、と思います。

 

 

最後に…。

全体を通して、相変わらず重松清さんの作品はハッピーエンドでもバットエンドでもどちらでもない終わり方をするな…と思います。それが物語の余韻を作りますし、登場人物がこれからも生きていくんだな、と想像の余地を作っているのだと思います。それが登場人物のつらさを作りますし、“生”を表現しています。

 

また、自分が年を取ったな、と思う部分がありまして、それは重松清さんの性描写についてです。

重松さんの性描写ってすごく生々しいんですよね。学生時代、それがすごく怖くて、読んでいてグロテスクだな、と思っていました。しかし、今となってその生々しさが“生”を表現していて、小説全体をまとめているな、と気が付きました。これは今まで気が付かなかったです。自分でも驚きました。

 

長々となりましたが以上が私の感想です。

紹介してくださったひよこPさん(id:shigeta-of-13)、すなまめさん(id:sunamame)ありがとうございました。

ひよこP様のブログ

こちらからは以上です。www.hiyokosaga.work

すなまめ様のブログ

マゼコゼ紹介企画www.mazekoze-syoukai.net

 

「疾走」書くぞと宣言したブログ

chanko-bamboo.hatenablog.com

chanko-bamboo.hatenablog.com

 

前回の「送り火」感想ブログ

chanko-bamboo.hatenablog.com

 

実はこのポンコツPCもとい、PCの不調により何度かWi-Fiの接続が切れて大変でした。復元機能がなかったら私は発狂してましたね。はい( ;∀;)

 

では今日はこの辺で。

またの投稿でお会いしましょう('ω')ノ~