涼宮ハルヒの直観超欲しい…。
良し。仕事頑張ろ。
はい。こんにちは。ついにラベルレスボトルのお茶をケースで買いました。ちゃんこです。
Amazonさんの悪いところは一種類しか買えないところなんよな…。
もしAmazonに飲料詰め合わせあったら教えてください…(切実)
さて、先日久しぶりに映画を観ました。
今回観たのはこちら!
「戦場のピアニスト」です!!
いやー音楽好きとしてはなぜ見なかったのか。答えは単純。
世界史が苦手だから←
しかし今回は旦那の解説もあってすんなりとみることができましたw
ということで今回観て感じたことをつらつらと書こうと思います。
⚠注意⚠
ネタバレあります!!
あくまでも個人の意見です。
⚠注意⚠
その前に「戦場のピアニスト」とは。
解説
ナチスのホロコーストを生き抜いた実在のユダヤ系ピアニストの半生を描く、2002年カンヌ国際映画祭パルムドール受賞作。『チャイナタウン』『テス』などで名高い巨匠ロマン・ポランスキー監督が、ポーランドの国民的ピアニスト、ウワディスワフ・シュピルマンの回想録を映画化。幼少時をゲットーで過ごし、母を収容所で亡くした経験を持つ監督自身の原体験に回帰した渾身の一作。主演のエイドリアン・ブロディが、代役なしで臨んだピアノ演奏シーンは圧巻。
あらすじ
1940年、ドイツ占領下のポーランド。ユダヤ系ピアニスト、シュピルマン(エイドリアン・ブロディ)は家族と共にゲットーへ移住。やがてユダヤ人の収容所移送が始まり、家族の中で彼だけが収容所行きを免れた。食うや食わずの潜伏生活を送るある日、遂に1人のドイツ兵に見つかる。
生き残るということ
こちらの作品、第二次世界大戦中のナチスドイツによる侵攻を描いた作品です。
ユダヤ系ポーランド人である主人公一家はドイツ兵により迫害され、様々なつらい経験をします。
その中で彼だけは、身を潜めながらも生き残り、逃げ切ることができます(結果的に弟も生きていましたが、収容所でつらい経験を送ったと推測します。)
彼の運の強さ、神様に愛された天性のもの、そういったものを感じると同時に「なんで彼だけが生き残ってしまったのか」という絶望感を感じさせられました。
作品を通してとても悲しくなるような展開ですが、その中でも彼が生き残る力があったのはただ一つ。それは「ピアノをラジオ局で生演奏する」ということだったと思います。
ピアノを弾きたい。それはシュピルマンにとって、ピアニストにとって生きる原動力です。この、生きるための理由があったからこそ彼は生き残ることができたし、生きてまたピアノ演奏することができたのだと考えます。
ただ、生き残る、というのは多くの代償があって、その中には家族と生き別れ、同志の戦死、同族の死など…シュピルマンの周りでは死ぬということを身近に感じざるを得ない状況に陥ってしまいます。
特に、ユダヤ人たちがドイツ軍に反乱を起こすシーンでは、シュピルマンは近くでその戦場を見ることしかできない、という状況で匿ってくれていた友人に「自分があそこで仲間と一緒に戦っていれば…」とこぼしてしまいます。
このように、生き残るにはそれ相応の代償があり、生き残ってしまう、ということに自分がどう背負っていかなければいけないのか、ということを考えさせられます。
ありきたりな言葉ですが、「死ぬということ」の重さを改めて感じました。
リアリズムの中にある美学
この作品を観終わって、「戦場のピアニスト」というタイトルにも関わらずピアノのシーンがほとんどない、というのが第一印象でした。
そりゃそうです。ドイツ軍から身を潜めて生き抜いたシュピルマンの体験談に基づいて描かれた作品ですから。ピアノなんて弾いたら見つかって彼の人生はもっと悲惨なものになっていたと思います。
だからこそ、「娯楽を楽しめる」現代の良さ、そして何よりも戦争の悲惨さと背けてはいけない史実を痛感するのだと思います。
これはまさにリアリズム、この一言に尽きると思います。このリアリズムな内容の作品だからこそ、人としての輝き、美しさがより一層増すのだと感じました。
特にラストの協奏曲のシーンはシュピルマンの生きた証や生命力を感じさせられました。
この作品は、泣いて感動、というよりも戦時中の悲惨さや普段の生活がいかに恵まれているのか、そういうものを存分に味わえる作品です。ちゃんこ個人的にはとてもショッキングなシーンが多く、観ていて辛くなる内容でしたが、最後まで観てシュピルマンというピアニストの背負うものの大きさ、そしてそれを芸術に還元する力というものを追体験することができて、良かったと思いました。
芸術というものの力
ありきたりな感想になってしまいますが「芸術という文化は人種を超える唯一の言語」だと思うんです。
特に音楽というものは音があり、リズム、それに合わせた緩急があります。
それを聴くだけでその人の人柄やその時の感が伝わってくるものがあると、私は信じています。
だから、音楽はどの芸術の中でも「原始的な言語」だと思うのです。
実際シュピルマンはピアノがあったからこそ、ユダヤ系にも関わらず、ドイツ兵に救われ、生き延びることができたのです。
この時ドイツ兵に弾いたショパン作曲のバラード第1番 ト短調 作品23。この曲はショパンがパリ滞在中に作曲した作品で、彼の心情が特にこもった作品だと思います。
音の一つ一つに込められたショパンの想い、そしてそれを演奏したシュピルマンの想い。同じポーランド人だからこそ通じるものがあったのだと思います。
「原始的な言語」という名の音楽だからこそ、シュピルマンの想いはショパンの調べにのせてドイツ兵に伝わったのだと思います。
このシーンのバラード第1番の演奏はこのシーンのために作られたといっても過言ではないと思いました。
ちゃんこ個人的にこちらの方の演奏が好みです。この曲をご存じなかったら、ぜひ聞いていただきたいです。
さて、緩く語りましたが。
この映画はかなり名作で、ストーリーとしても最高な作品でした。
何でもっと早くに、出会わなかったのかとても悔しい(笑)
でも、この年になっていろいろ感じるところは沢山あったので逆に今観てよかったのかもしれません。多分、学生時代にこれ観ても「ショパンええなー」で終わったと思いますw
そんな大人なストーリーであるこの作品、ショッキングで辛い内容が続きますが、背けてはならない史実、命の重みについて考えさせられる内容となっています。
まだご覧になったことのない方は、Amazonプライムビデオにて配信されているので是非!心に余裕があるときにご覧ください!(ちゃんこは休日出勤の後にこれを観て病みましたw)
では今日はこの辺で。
またの投稿でお会いしましょう🙌
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