ちゃんこの部屋

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ICOから考える「2人でいる」ということ

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はい。こんにちは。ちゃんこです。

先日土曜日、10月31日にシリーズゲーム実況第二弾である「ICO」を無事完結しました。

 

実況では語り切れなかったことがあるので、今回は

 

ICOから考える「2人でいる」ということ

 

ということで、緩く語っていきたいと思います。

 

ICOの再生リストはこちらです!

まだICOを知らない、めっちゃ気になる!という方は是非ご覧ください!

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⚠注意⚠

ネタバレあります!

あくまでもちゃんこ個人の意見です

⚠注意⚠

 

 

ICOというゲームについて

まず、ICOとは

 

【概要】

ICO』(イコ)は、ソニー・コンピュータエンタテインメントにより開発・発売された日本のアクションアドベンチャーゲーム。2001年12月6日にPlayStation 2用ソフトとして発売され、後に「PlayStation 2 the Best」として廉価版が発売された。また、2011年9月22日にはPlayStation 3用のHDリマスター版が発売された。

角が生えたために生贄として謎の古城に閉じ込められた少年イコが、そこで出会った言葉の通じない少女ヨルダの手を取り、彼女を守りつつ共に古城から脱出する内容のアクションアドベンチャーゲーム

キャッチコピーは「この人の手を離さない。僕の魂ごと離してしまう気がするから」。

この「手を繋ぐ」という動作は本作を特徴づけるゲームシステムとして組み込まれ、本作の基幹となるビジュアルイメージにもなっている。プレイヤーは必要に応じて「手を繋いでヒロインと共に先へ進む」状況と、「手を放して主人公を自由に行動させる」状況を切り替えながらゲームを進めていく。

ゲームの根本的な部分はパズル的な要素を含んだ仕掛けを解きながら道を切り開き先へ進んでいくという、従来のアクションアドベンチャーゲームの形式を踏襲するものであるが、本作の開発は「単なるビデオゲームではないものを作る」という発想から出発しており、従来のビデオゲームにおける約束事として定着していた諸要素、例えば勝ち負けを競う要素や、キャラクターの強さやヒットポイントなどを示す画面上のパラメーターやアイコン類の表示、その他数々のゲーム的な演出といったものが排除されている。

その一方で本作では、長大なムービーを用いて映画に似せるのではなく、かと言って膨大な作り込みによって大作感を出すのでもなく、あくまでプレイヤー自身がヒーローとなり、美しく作り込まれた世界の内側にいることを実感できるような方向での娯楽性が模索されており、ビデオゲームの双方向性を生かしつつの、目的に沿って絞り込んだ規模での世界の構築が行われている。

ムービーに頼った演出ではなく、プレイヤーが操作可能な要素内でキャラクターの挙動やカメラアングルが徹底的に作り込まれていることは、従来の他作品ではあまり見られなかった本作独自の特徴である。

公式サイトによれば、その内容に好意的な感想を寄せたユーザーの間では、「安易に続編は作らないでほしい」という意見が多数を占めたとされる。後に同じ開発チームの手によるPS2ゲーム『ワンダと巨像』が発売され、そのエンディングは本作で描かれた世界との繋がりを示唆するものとなっているが、具体的な関連性がどのようなものであるかは受け手の想像に委ねる形となっている。

 

【あらすじ】

生まれつき角を持つ少年、イコは、村のならわしに従い、生贄として岸壁に囲まれた島にそびえ立つ無人の古城「霧の城」へと幽閉される。しかし偶然にも彼を閉じ込めていた棺のようなカプセルが壊れたことにより、自由に城の中を歩けるようになった彼は、城の北側にある塔の檻に閉じ込められていた言葉の通じない少女、ヨルダと出会う。

ヨルダは城内を跳梁跋扈する黒い影のような化け物たちに狙われており、彼女を放っては置けないと感じたイコは、彼女の手を引き、城の南側にある城門からの脱出を試みる。しかし、どうにか城門までたどり着いた彼らの前に、城の主を名乗ってヨルダを連れ戻そうとする化け物の女王が現れ、城門を閉ざしてしまう。イコとヨルダは城内へと引き返し、城の東西それぞれの端に位置する城門を開くための仕掛けを作動させることを試みる。

城内は迷路のように入り組み、あちこちが崩れ落ちていたり、封印や仕掛けのある扉や障害物で塞がれたりしており、自由に通行することができない。ヨルダは城の随所にある封じられた扉を開くことができる力を持っていたが、イコほどには身体能力が高くなく、彼女を連れ去ろうとする影の化け物から身を守る手段も持っていない。イコは城壁や鎖をよじ登り、足を踏み外せば命にかかわる足場を渡り歩き、影の化け物からヨルダを守って戦いながら、ヨルダでも通れる経路を確保しつつ、彼女を外の世界へと連れて行くために奮闘する。

冒険の末に城門を開くことに成功する彼らだが、しかし物語の終盤において再び女王に脱出を阻まれ、ふたりは離れ離れとなってしまう。イコは連れ去られたヨルダを追い、単身で女王と対決することになる。

 

ICO (ゲーム) - Wikipedia より引用

 

エゴと優しさは紙一重

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ICO】この手を離さない【END】より

本編はヒロインであるヨルダを間に

「ヨルダを城の外へ連れ出してあげたい」イコ

「ヨルダを自分の魂の器として大事に扱う」女王

という2人の考えのもと物語は進みますが、肝心のヨルダの気持ちは一週目ではわかりません。

こういう風に書き出すと女王はもちろん、イコも自分自身の考えに基づくものがあり、どちらも「優しさ」というのが存在すると考えます。

もちろんその二人の「優しさ」は全く違います。

何が違うのか。

そこに「自分」が先頭に来ているかいないか、というところにあるのです。

女王は「自分のために」ヨルダを大切に

イコは「ヨルダのために」ヨルダを大切に

どちらも末尾に「ヨルダを大切にしている」というのがありますが、それが自分のためなのかヨルダのためなのか、でこんなにも違うんですよね。

とても単純で誰にだってわかる違い。

でもこれって意外にも「エゴと優しさって紙一重なんじゃ…?」と思った瞬間でした。

もしかしたら私も気が付かないだけで「エゴ」のために優しさを振りまいているんじゃないのかな、と省みるストーリーでした。

それはたぶん、このICOというゲームのギミック、演出、謎解き…それぞれに込められた「没入感」にあるのかな、と思います。

 

手をつなぐ、ということ

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ICO】その角を曲がったら異世界でした…【第4話】より

このゲームの最大の特徴は「ヒロインであるヨルダの手を取ってマップを進める」というところにあります。

このシステムは後にも先にも斬新で、ゲーム史に残るものだと思います。

もちろん手を放してしまったらヨルダはそのままほったらかしになりますし、物語を進めることができないので否が応でも彼女の手を取って進まなければいけません。

このゲームのヒロインがヨルダで、なぜ「手をつないで進めたくなるのか」

ということについて考えたところ、

  • 白い肌、華奢な体つき
  • (手を離すと)自分(プレイヤー)が思っている方向にいかないという性格

というところにあるのではないか、と思います。

まず、白い肌、華奢な体つき

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ICO】出会って二秒で石化する小さな王子様【第1話】より

これは守りたいという女の子の条件といっても過言ではないのでしょうか。

病弱でもなんでもないのですが、細く、今にも折れてしまいそうな体つき、真っ白な肌の色。

これは世の男性陣は彼女を見て「この子を守ってあげたい」「何か彼女のためにしてあげたい」という気持ちになると思います。現にちゃんこも男性なので思いました←

というのは冗談で、このゲームの最大の特徴である「手をつないでストーリーを進める」というのを満たすのに大事な要素だと思いました。

 

さらに手を放してしまうと、勝手な行動をとってしまう、というヨルダの性質。

これは、このゲームの「手をつながなければいけない」という心理をプレイヤーに植え付けるための制作者側が仕掛けたヨルダの動きだったのかもしれませんね。

こうした「放っておけない」という要素というのは子供にありがちなところでして、このゲームをしていてなんだか教員の頃や、大学生の頃の小学校のボランティア活動を思い出しました。

だからこそ、私自身、ヨルダのことを常にそばに置きたいと思いましたし、彼女に寄り添って行動したいと思えました。

 

こうした二つの要素があるからこそ「ICO」というゲームへの没入感、ヨルダとイコの行動に協力したいという気持ちにつながるんでしょうね。

こういったゲームはなかなか無いと思います。

 

2人の力

さて、最初に戻ります。

「ヨルダを城の外へ連れ出してあげたい」イコ

「ヨルダを自分の魂の器として大事に扱う」女王

この二人の違いは「エゴと優しさ」の違いだけではないと考えます。

それは「個人」か「2人」か、というところです。

「自分のためだけに動いた」女王

「互いのために動いた」イコとヨルダ

2人だから運命に抗えたイコに対し、自分自身の為だけに動いたゆえにイコに負けてしまった女王。

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ICO】この手を離さない【END】より

誰しも自分自身だけのエゴの気持ちで動くだけでは何も変えることはできないと思います。

なぜなら自分自身しか見ていないから。

相手の為を思って、誰かの為を思って動いて初めて自分自身を「客観的に」見ることができて、初めて強くなれるのだと思います。

イコの優しさ、ヨルダの優しさ、それぞれの思いやる気持ちがあったからこそ、難解な謎も解けたし、城を抜け出すことができたのだと思います。

 

さて、色々語りましたが、このほかにも黒い影の正体について、とか、イコが閉じ込められていたしシェルターのようなものについてとか書きたかったですが…!!ちょっと本題から外れそうだったので断念…!!

それくらい考察しがいしかない作品でした。名作ってこういうものをいうんだと思います。

 

さて、最後に告知です!!

本日の17時15分にゲーミングちゃんこにて、ICOの総集編を投稿します…!

ICOを見ていない方も楽しめるような内容にしました!もしよかったらチャンネル登録をして、Twitterのフォローをしていただけると嬉しいです!!

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では今日はこの辺で。

またの投稿でお会いしましょう🙌

 

 

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