ラスアス総集編を作りたいのですが、なかなかてが進まん…。
好きなシーンってなかなか厳選が難しい…。
はい。こんにちは。時間が欲しいちゃんこです。
いや、時間というより短時間寝ても働ける体力が欲しい…。
二時間程度寝ても大丈夫だったあの頃が懐かしい…。
さて、夏ですね。残暑がすごいです。暑いです…。
ということでホラー映画の話をしましょう…。
今回は
残穢から考えるエンタメホラーとジャパニーズホラーの違い
ということで、2016年に公開された邦画、「残穢」についてゆるーく、だらだらと話そうと思います。
多分ネタバレなしですが、ちょっとでも嫌な方はお気を付けください。
まず、残穢とは。
【概要】
「屍鬼」などで知られるベストセラー作家・小野不由美の本格ホラー小説「残穢」を、『予告犯』などの中村義洋監督が映画化。読者の女子大生から「今住んでいる部屋で、奇妙な音がする」という手紙を受け取ったミステリー小説家が、二人で異変を調査するうちに驚くべき真実が浮かび上がってくるさまを描く。主人公には中村監督とは5度目のタッグとなる竹内結子、彼女と一緒に事件の調査に乗り出す大学生を、『リトル・フォレスト』シリーズなど橋本愛が演じる。
【あらずじ】
ミステリー小説家である私(竹内結子)に、読者の女子大生・久保さん(橋本愛)から自分が住んでいる部屋で変な音がするという手紙が届く。早速二人で調べてみると、そのマンションに以前住んでいた人々が自殺や心中、殺人などの事件を起こしていたことが判明。久保さんの部屋で生じる音の正体、そして一連の事件の謎について調査していくうちに、予想だにしなかった事実がわかり……。
解説・あらすじ - 残穢【ざんえ】 -住んではいけない部屋- - 作品 - Yahoo!映画
より引用
まず最初に、この作品を通して感じたことはタイトルにもあるように「エンタメホラーとジャパニーズホラーの違い」が色濃く出ている作品だと思いました。
ここで、私自身が勝手に定義した「エンタメホラー」と「ジャパニーズホラー」について説明します。
まず、「エンタメホラー」とはドッキリ要素が多く、直接的なホラーのことです。画面いっぱいに「怖いもの」が映りますが、こちら(視聴者)側が考察や想像をしなくても「怖い」という感情をインスタント的に楽しめます。ちゃんこ個人的にはびっくりしやすいので、こういうホラーが苦手です。
そして「ジャパニーズホラー」はドッキリ要素とは反対にこちら側に考察や想像の余地を与えるようなじわじわとした「怖さ」を出してくるホラーのことです。いわゆる「意味が分かると怖い話」とかがこれに近いのだと思います。こういうホラーは日常に基づいたものであればあるほどリアリティの深い「怖さ」を感じさせ、視聴後もその「怖さ」に憑りつかれています。ちゃんこ個人的にはこういうホラーの方が楽しめます。
さて、そんな「エンタメホラーとジャパニーズホラーの違い」が色濃く出ている本作品ですが、ラスト10分前くらいまで、後者である「ジャパニーズホラー」テイストにあふれた「怖さ」を楽しめます。
ちょっとストーリーについて触れると、この作品の大きなテーマは「音」です。
畳を擦るような音、赤ん坊の泣き声…しかしそれらのほとんどは、人から聞いた話であって、主人公はそれらの音を聞くことはほとんどありません。実際に再現されている音も「主人公が想像した音」であり、そこに「想像する余地」を撒き餌のように我々視聴者サイドに与えます。
「音」一つで「想像する余地」を与え、「音の正体」を謎解きのように解き明かしていくストーリー展開は我々に「怖さ」をあおり、
「どうなるんだろう…」
「主人公たちが悩まされているのは何が原因なのだろう…」
というじわじわとした「恐怖」がこの作品にはずっとありました。
しかし、ラスト10分。エンディングも含めて、この「ジャパニーズホラー」から一気に色が変わり「エンタメホラー」に変わります*1
人によっては「蛇足」ともとられるこの演出ですが、ちゃんこ的にはこの「エンタメホラー」があったからこそこの作品が「フィクション」であり、あくまでも「ホラー」あることを再確認しました。
ミステリー色が強く、じわじわとした恐怖をあおるこちらの作品、寒くなりたいこの時期にピッタリな作品です!
是非ともご覧になってみてください!
では今日はこの辺で。
またの投稿でお会いしましょう🙌
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