ちゃんこの部屋

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スポドリが美味しい季節になりました

生放送アーカイブを流しながら編集をしています。

大体一つ2時間くらいなのでタイマー的な役割をしていて助かります。

 

 

はい。こんにちは。今後のブログネタを考えています。ちゃんこです。考えすぎてカンガルーになるわね🦏

 

 

最近、柊キライさんにハマりそうなんです。

 最近、この方が作った曲の歌ってみた動画が多く、原曲はどんな曲なのだろうか、と思い原曲を聞いたところ、まあ、いい曲だこと。

ということで今回はミーハーな選曲ですが、好きな曲を3曲紹介します。いつもは歌詞については深く考察せずに、字面をなぞって体で感じるタイプですが、今回はちょっと考察してみようかな、と思いますw

 

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ちなみに今から紹介する曲は全て、ⅴflowerというロックに特化したボーカロイドを使っています。ⅴflowerについてはこちら↓

www.v-flower.jp

 

オートファジー / 柊キライ feat.flower

タイトルのオートファジーギリシャ語で自食という意味。もともとは細胞が細胞自身のたんぱく質を分解する作用のことを指しています。

全ての曲に共通しているのですが、この柊キライさんの調教って機械音と子供が合わさった声質でして、全体的にダークで不安になるような感じなんですよね。

この曲はバックで流れているバスの音がループしていて、まさに曲を構成している細胞自身が分解、再構築している自食している感じを出していて、まさに蛇が自らの尾を食べているようなおどろおどろしい感じがこの曲には詰まっています。

また、一番のサビと二番のサビで「ハロー」から「アロー」に代わっていますが、これはただの発音の違いで、同じ「Hello」です。違うのはその発音をする人の階級だそうです。概要欄には「反芻する羞恥の歌」ということで、この少年の「消えたいと願う」過去があって、その過去を「消した」後の姿が一番の「ハロー」で、「消す」前の消したいキライな姿が二番の「アロー」なのではないかと解釈します。だからラスサビで「ハロー」になっているのではないのかと思います。(その逆というのもあり得そうですが、あえて「ハロー」「アロー」「ハロー」で挟んでいる意味を考えたら、「アロー」という分解されるような細胞ととらえて、自食して反芻するというタイトル回収にした方がカッコいいかな、と思いましたw)

 

エバ / 柊キライ feat.flower

タイトルのエバ、というのは旧約聖書に登場するイヴに由来するラテン語の女性の名前です。

オートファジーは少年のような声質なのに対して、これは少女の声と機械音が混ざったような調教ですね。

キリスト教の方がちょっと詳しいので、キリスト教旧約聖書になぞらえて解釈しますが、イヴは蛇(=サタン=悪魔)にそそのかされて善悪の知識の実を食べることによって無垢な感情を失ってしまいます。それによって神様からアダムとイヴそれぞれに苦痛という「原罪」を与えられます。というのが、創世記における男女の話です。

この曲においてもこの創成期の話がもととなっているのかな、という解釈ができます。「蠅の王」というベルセブブを連想させる歌詞もあることから、これは蛇(サタン)と同等の悪魔であり、この少女は現代のイヴの姿であると考えられます。だから、「平凡で平穏」な世界を望み、「心優しく虚ろでいられた自分は無垢であった」という自負があると思います。

この少女もイヴと同じように、騙され不純な存在になって「あなた(=神様)」に愛されないのに愛されたいという気持ちを抱くようになってしまったんでしょうね。(アダムもイヴも神様に愛されるというか、恩恵を受けていたのにそれを受けれなくなった存在になってしまったという解釈で考えています。)

コメント欄にあったのですが、黄色という色は嫉妬などを表すそうで、みんなから愛される「あなた」を独占したくて嫉妬にまみれる自己嫌悪に陥る少女の姿を独自の調教とともに描かれているように思いますね。(ここの自己嫌悪に陥る感じってイラストバックに描かれているクモにも色濃く出ていますね。二番サビの後にあるCメロ前のインストが個人的にはクモの糸のように絡み合った雰囲気を感じました。)

概要欄には「本質を見失わないでほしい歌」と書いてあります。人間の本質。それはアダムとイヴの話に隠された「本質」ということだと私は解釈します。

 

ボッカデラベリタ / 柊キライ feat.flower

タイトルの「ボッカ・デラ・ベリタ(Bocca della Verità)」とは イタリア語で真実の口という意味です。

 この曲も柊キライさんの独特の調教で少女とも少年とも区別が難しいユニセックスのような感じの声質に機械音を混ぜた感じになっています。個人的にはこの曲の調教が子供本来の無垢な悪を感じることができて物凄くゾクゾクします。この曲を聴いて柊キライさんの曲を他にも聞いてみようと思えました。

この曲はしょっぱなから「アイヘイチュー(I hate you.)」と連呼しています。真実の口というタイトルそのまま受け取ると、「嫌いな人への曲」という風に受け取りますが、概要欄には「どうにも幼さが溢れる歌」とあります。

これはちゃんこ個人的には「好きだけれど真実を言ってしまうと自分の価値を下げてしまう」という葛藤の末の「アイヘイチュー」なんだと思います。この自分の価値というのは「自分は告るより告られる側」という思春期特有の羞恥心から生まれるプライドなんだと解釈します。だからこそ歌詞に「君がいなきゃ今頃 高嶺なの」「(アイヘイチュー)なんですの」というプライドが高い人の歌詞でまとまっているし、バックに描かれているのが紫の花なんだと思います(紫の花は「高貴・上品」というイメージの花言葉が多いです)

冒頭サビのフレーズ終わりの「喉を過ぎさる 解の有り様」はリスナーや「アイヘイチュー」と言われている人に解釈を委ねているように思えますね。この時の喉は言っている少女の喉でもあるし、イタリアローマにある真実の口の喉のことも指しているのではないかと思います。

 

3曲紹介しましたが、3曲ともちゃんこなりの解釈ですので、これがすべてではないと思います。どんな曲なのか気になった方はぜひご覧になってみてください!

 

 

では今日はこの辺で。

またの投稿でお会いしましょう🙌

 

 

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